こんにちは。
今回は10月5日(木) 発売のミニスーパーファミコンを買うためにGEOに並んだ話をするよ。
ミニ スーパーファミコン ;;JAN 4902370537147 |
本体を小型化し21種類のスーパーファミコン用ソフトを内蔵した復刻版「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が2017年10月5日に発売された。収録作品の中には、当時開発されながら発売に至らなかった『スターフォックス2』も含まれている。同様のコンセプトで2016年に発売されたファミリーコンピュータの復刻版「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」では本体と共にコントローラーも小型化されていたが、本機種では同じサイズで再現されている。ゲームを中断したポイントを保存できる「いつでもセーブ」、セーブポイントから時間を巻き戻してやり直せる「リプレイ」機能などが備えられている。
CEROレーティングはB(12才以上対象)。既存のロムカセットの使用やダウンロード等による後からのゲームの追加はできない。
海外では、「SNES Classic Edition」(北米)、「Nintendo Classic Mini: Super Nintendo Entertainment System」(欧州)として2017年9月29日に発売された。日本版とは一部収録内容が異なる。
もくじ
ミニスーパーファミコンが欲しいけど高い
ミニスーパーファミコンは当時のゲームはそのままに、コンパクトさやいつでもセーブ、リプレイ機能といった痒い所に手が届く機能が多くてめちゃくちゃほしくなったのだけど、値段が問題でした。
「えっ、定価8618円(税込)だからそんなに高くなくない?」
っていう人がいるかもしれませんが、そうはいかないのです。
それは、業者がミニスーパーファミコンを買い占めてしまうので、需要>供給の構図が出来てしまうからです。簡単に言うと、人気の商品を買い占めて、価格操作してしまうということです。そのような業者は一般に転売屋と呼ばれます。
転売屋は人気商品があればどこでも現れますが、近年では任天堂の商品は特に狙われる傾向にあります。ミニスーパーファミコンの前身であるミニファミコンに関しても転売屋によってプレミア価格になりました。任天堂としては、商品が売り切れるのはわかっていても生産が追い付かない状況であり、転売屋が猛威を振るっているわけです。
店頭に並ぶことを決意する
話を戻して、ミニスーパーファミコンについても、最初の予約段階で15000円を優に超えていました。そんなにお金かけたくないと思ったので、僕はどうしたかというと、店頭に並ぶことを決意しました。
狙いをつけたのは、GEO。店舗に問い合わせると、ミニスーパーファミコンの販売は先着順で、なおかつ当日に店頭販売をしていて、その店は販売台数30台というローカル店にしてはなかなかの数を確保していました。
お店によってオープンする時間が異なるため、9時から販売する店舗もあれば、10時からの店舗もあったらしいですが、9時開店のお店を選びました(そのあと大学の講義があったため)。
転売屋が大量にいるかもしれないのと、寝過ごしてしまう危険を考えて、GEOの近くの漫画喫茶で夜を過ごすことにしました。そうして万全の調査と準備を行い、ミニスーパーファミコンを狙いにいったのです。
朝から並んでいたのは意外な先客
そうして漫画喫茶で夜を明かし、朝5時に起床する俺たち(友達と一緒に2人で並ぶことにした)。狙いをつけたGEOはちょうど漫画喫茶から確認できる位置にあったため、電車の始発が始まる時間から並び具合を確認することにしました。
朝5時が始発なので、その時間から確認していったのですが、なんと5時前(始発が始まる前の時間)から既に2人並んでいるではないか。しかも並んでいるのは女性の2人組!
ニュースでミニスーパーファミコンは女性需要が高いと聞いていたが、まさにその通りだったということでしょうか… やや驚きを感じつつ、そのまま様子見をすることに。
時間ごとの並んでいた人数は次のような感じでした。
- 5時 2人(自分たち含まない)
- 6時 5人(自分たち含む)
- 7時 8人
ミニスーパーファミコンはスイッチ以上に需要があると思っていたので、7時までにこの人数であったのは予想外でした。
今までこういった人気商品に並んだりしたことがなかったので、並んで商品を買う感覚があまりわからないのですが、始発の時間にはもう10人越えるのかと思っていました。さすがにそれはないみたいですね。
7時までは特に転売屋らしき人は現れず、女性の方や大学生らしき人が多いイメージでした。まぁ平日の木曜日に並べるような社会人も業種が限られているので当然といえば当然でしょうか。
ついに現れた転売屋!
- 8時 13人
7時を過ぎるとだんだん人が増えてきました。そして、ついに転売屋らしき人が現れました。
あからさまに会社に勤めているような風貌ではなく、右手には赤色のIQOS(赤色のものは転売価格が高い)、左手には仲間と連絡をとるためのスマートフォン(頻繁に連絡を取っている)、その身なりはSUPREME(転売価格が高い)で統一された、いかにも転売してます!と言わんばかりの装備でした。
あまりの派手な見た目に2人組で来ていた大学生がひそひそ話を始めるレベル。それ以外にも、そこそこ年齢のいった中年の男性や、派手ではないものの転売屋と思しきグループがだんだん並んできました。そして、8時が過ぎるまでに13人ほどの列ができていました。
- 8時半 18人
- 8時45分 24人
8時を過ぎると一気に人が増え始めます。この時間になると20~30代くらいの女性や大学生くらいの人がぞろぞろ並び始めます。後ろが見えないほど人が並んでいました。
人が増え始めるとさきほどの派手な転売屋の携帯での連絡も忙しくなります。並んでいる人数を数え始め、他の店に並んでいるらしい転売仲間に増援を要請したり大変みたいです。
開店前に現れたおばちゃんがまさかの大勝利
- 9時前 30人過ぎくらい
開店直前になると飛び入りのお客さんが増えてきます。
列を見て通り過ぎたかと思ったら、店頭の広告:30名限定9時から販売 というのを見て、列に並ぶ人や、列の人数を数えて列に並び始める大学生、主婦さんなど様々です。
特に印象に残ってるのは9時前に広告と人数を確認して列に並び始めた主婦さん(おばちゃん)。ちょうど30人目だったらしく最高に勝ち組だと思います。なんだかんだ9時前にはちょうど30人埋まるくらいだったので、意外と台数に余裕があったということなのかな?
そしていよいよ9時になると、前列から無事ミニスーパーファミコンの販売が始まりました。
地味に嬉しいのが、ポイントが付くこと。当たり前といえば当たり前なのですが、Amazonとかで買うとポイントつかないので、ささやかな喜び。この店は朝から店員3人以上いる盤石の体制だったので、レジの回転が速く、みるみるうちに列が短くなっていきます。
さきほどの赤いIQOSの転売屋は、買い物を済ませると、路上駐車しているやや大きめのバンにミニスーパーファミコンを詰め込みどこかへ移動。別の店舗でまた並ぶんだろうな…
目的のものを買い終えた俺たちは講義のため大学へ向かったのでした。
ちなみにこの赤IQOSの転売屋は10時開店で先着25台販売のGEOに向かったみたいです。(大学行の電車から見えるGEOに赤IQOS男が並んでいるのを目撃したのだ。転売屋恐るべし。)
並んでみた感想まとめ
- ミニスーパーファミコンって思ったより販売台数多かった。開店前に並べば間に合うレベルだった。平日だったからかも。
- 並んでる人は意外と女性の人が多かった。20代女性は当時ゲームが出来なかった人が多かったから?それともゲームやってて思い出あるから?
- 転売屋はそんなに多くなかったかも。ただ、インパクトの強い転売屋が多かった。ちなみに、怖い見た目に反してクマのデザインのLINE Payカード使っててかわいかった。
初めてがっつり並んで商品を買う体験をしたけど、漫画喫茶に泊まって時間を見計らえばそんなに苦痛じゃないかもしれない。意外と急がなくても数が多ければ、結構間に合うことがわかりました。
ただ、マナーが悪い転売屋だと並んでいた仲間と合流して割り込みするとかあるらしいから、少し余裕をもった方がいいかもです。とりあえず、今回は貴重な体験をしました。
今回はこんなところで。ではでは。