SeesaaブログからWordPressに移行したら大変だった話

こんにちは。

今回はSeesaaブログからWordPressに移行した話をします。

Seesaaブログは無料ブログの中でも、アフィリエイトがやりやすい、デザインの設定が比較的簡単にできるなど様々なメリットがあります。

しかし、ある程度すると自分のドメインを取得して、レンタルサーバーを使い自分のサイトを作りたくなることがあります。今回、実際に自分が経験した内容をまとめてみました。

SeesaaブログからWordPressに移転した理由

そもそもSeesaaブログからWordPressに移転したのはなぜか。

その理由は、スマートフォンでSeesaaブログを見たときに広告がすごく邪魔だったからです(笑)

記事を見終わったあとに広告が出てくるとかならわかるのですが、最初から表示されていて、なおかつスクロールしても画面下にずっと表示されていたので、さすがにストレスでした。あれを見たときにブログの移転を覚悟しました。

今のような内容は個人的な意見ですが、独自ブログをもつと一般に次のようなメリットが挙げられます。

無料ブログのように、同一ドメイン内の競合コンテンツがないので有利

無料ブログの場合、googleの検索ページの上位に同一ドメインの無料ブログが2つ以上載るのは珍しいです。

似たようなコンテンツだと、無料ブログが上位に2つ以上来るというのは少ないです。

これは、googleのSEOが同一ドメインの似かよったコンテンツを同時に表示させないようにしているからです。

独自ドメインを自分で取得し、普通のサイト運営をするならばそのような心配はなくなります。

SEOの評価が無料ブログの評価によらない(デメリットでもある)

無料ブログの立ち上げたばかりのとき、そのサイトはドメイン元のサイトのSEO評価の影響をそのまま受けます。

Seesaaブログで立ち上げればSeesaaブログの評価を、はてなブログであればはてなブログの評価を受けるわけです。

立ち上げ当初はこの評価が非常に役に立ちます。最初の投稿でもある程度アクセスがあるのはこのためです。

逆に、Seesaaブログのサーバーがダウンしたときや、SEO的にペナルティを受けた場合に自分のサイトもその影響を受けます。

その点独自ブログであれば、SEOの評価は自分が持ってるドメインで独立していますし、アクセスが集中しない限りは、レンタルサーバーがダウンすることはそうそうありません。

ブログを好きに管理できる

無料ブログでは、運営側でいくつかの決まりごとがあります。

アフィリエイトリンクを貼ってはいけない、暴力・アダルト系のコンテンツの禁止、デザインに関する制限など様々な不自由があります。

自分でブログを運営する場合はそのような制限はないです。アフィリエイトも、ASPの規約を守れば好きに貼ったりできます。

軽く思いつくだけでも上記のようなメリットがあります。

一方、デメリットとしては、ドメインの取得に年間1000円前後、レンタルサーバー代で月間500円ほどかかってしまう点です。

ですが、アフィリエイトをされる方や広告サイトを運営するのであればそこまで高いわけではないでしょう。

本格的にやろうと思った場合は、ドメインを多数取得したり、レンタルサーバーも月額2000円ほどの強力なものを使う必要が出てきます。

とりあえず、ブログを長く続けていきたいと考えていれば、ドメイン取得とレンタルサーバーの契約はしておくとよいでしょう。

新しいサイトを用意してから移行するまでの流れ

新しいサイトを用意して、旧データを移行するまでには、いくつかの工程が必要となります。

ドメイン・レンタルサーバーの契約にWordPressのインストール・設定など工程が多いです。順番通りにやらないと効率がよくないので、ひとつずつ確実にやっていきましょう。

流れとしては、

レンタルサーバー契約→独自ドメインの取得→レンタルサーバーに独自ドメインを設定→WordPressインストール→WordPressにテーマ/プラグインをインストール→ブログのデータを移行→ブログのリダイレクト設定→ブログ投稿

このような感じです。ひとつずつ見ていきましょう。

独自ドメインの取得とレンタルサーバーの契約

「独自ドメイン」について

そもそも独自ドメインって何かというと、インターネット上の自分のサイトの住所のようなものです。

具体的には、http:// のあとの文字列です。

例えばこのサイトだと

http://kubichan.top

だから

kubichan.top が独自ドメインになります。

これを新しく取得すると、検索エンジンからのSEOの評価を新たに積み上げていくことができます。

ただ、新規取得ドメインのサイトは無料ブログなどよりも評価が低いので、評価が上がるまでに時間が掛かるのは必須です。

独自ドメインの取得は、さまざまなサイトで可能ですが、

僕は お名前.com で取得しました。

取得できるドメインは様々なものがあり、ドメインの末尾によって値段が変わるようです。

僕が取得したドメインは末尾が .top であり、比較的安かったです(笑)

ドメイン取るならお名前.com

サイトの運用に必要となる「サーバー」

この独自ドメインを取得したあとに、サイトを運用するためのサーバーが必要になります。

サーバーは、ホームページを表示するために必要な情報を格納して、表示する役割をします。

自分で運用する方法もなくはないですが、コストが掛かる・安定しない・めんどくさいの三拍子がそろっているので、普通はサーバーはレンタルした方がずっと楽です。

レンタルサーバーの選択はサイトを運営するうえで非常に重要な要素となります。

ブログ運営をされる方がほとんど使っているであろうWordPressですが、レンタルサーバーの種類によってはインストールできないものもあります。

また、ブログ運営以外にも通販やデータベースを使ったキャパシティの必要なサイトを作りたい場合は、レンタルサーバーもそれに見合ったものを契約する必要があります。

レンタルサーバーは様々なものが契約可能ですが、

ブログ初心者にオススメするのは ロリポップ! です。

WordPressが使えるレンタルサーバーの中でも月額料金が非常に安いのと、サーバーが安定している点が良いです。

とりあえずレンタルサーバーを使ってみよう!という感覚の方にオススメです。

WordPressを使うならロリポップ!
簡単インストール完備で楽々スタート!

サーバーに独自ドメインを設定

レンタルサーバーの契約が終わったら、次はドメインの設定を行います。

契約したレンタルサーバーの管理画面(ダッシュボード)にいき、契約して入手した取得した独自ドメインを設定します。

管理画面は、レンタルサーバーの種類によりそれぞれ違います。

ロリポップの場合、サーバー管理画面の左上から

独自ドメイン設定→設定する独自ドメインに取得したドメインを入力→独自ドメインをチェックする

で大丈夫です。

WordPressのインストール

レンタルサーバーの管理画面の左上から、

サイト作成ツール→WordPress簡単インストール を選択

するとこのような画面が出てきます。

サイトURLには取得したドメインを入力します。

利用データベースはデフォルトのままで大丈夫です。

サイトタイトルは新しいサイトのタイトルになります。

ユーザー名・パスワードは好きなもので大丈夫です。メールアドレスは連絡の取れるものならどのようなものでも構いません。

プライバシーの、サイトのインデックスを許可する。は、データ移行するなら必ずチェックを外した方がいいです。前のブログとコンテンツが重複していると判断されてペナルティを受ける可能性があります。

すべて入力したら、入力内容確認をクリックします。

この設定が終わると、サーバーにWordPressのインストールが完了して、さきほど登録したメールアドレスあてにWordPressのログイン情報が届きます。

WordPressのテーマ設定

ダッシュボードから、外観→テーマに進むと、サイトのデザインを選ぶことができます。

デフォルトの設定でも良いですが、僕は無料テーマのSimplicity2というのを使っています。デザインの良さもさることながら、SEO対策もされているようです。

こちらからダウンロードできます。

https://wp-simplicity.com/

zipファイルをダウンロードしたら、WordPressのテーマから、新規追加をクリックして、

さきほどのファイルをアップロードします。

すると、テーマにSimplicity2が追加されます。これを選択し、テーマの変更が完了です。

WordPressのプラグインをインストール

自分も模索中なのでまた別で書きたいと思います。

ですが一応、最低限入れといた方がいいと思うのは

All in One SEO Pack

Akismet Anti-Spam

Google XML Sitemaps

WordPress Popular Posts

他にもセキュリティ関係とSEO関係を入れてますが、特にほしいのはここらへんです。

WordPressのテーマをSimplicity2にしている場合は All in One SEO Pack は必要ないかもしれません。テーマの中に含まれているからです。

SeesaaブログからWordPressへのデータ移行

今回、SeesaaブログからWordPressへ移転するため、Seesaaブログのデータをエクスポートして、それをWordpressへインポートします。

まず、データ移行をする前に必ずワードプレスのパーマリンク設定を/%postname%へ変更しておく。これをやっておかないとめんどくさいことになります。

次にSeesaaブログの記事タイトルを22文字以内に変更します。これは間違えても後から修正できます。

ここまでやって下準備完了です。

Seesaaブログのダッシュボード画面から、左下の設定→エクスポート→取得範囲以外は基本的にデフォルトでOKです。

WordPress側では、左のツール→インポート→Movable TypeとTypePadのインポーターを実行を選択→さきほどのエクスポートしたファイルを選択して、ファイルをアップロードしてインポートをクリック

これで一応データ移行完了です。

また、データを移行したあとに気づいたのですが、それぞれの記事について、すべての改行が消えています。

これも改行を残すやり方があるらしいのですが、投稿数が少なかったので、仕方なく地道に一つ一つ改行することにしました(笑)

それ以外に、それぞれタグも消えていました。よって、これも一つ一つ再登録することになりました。画像データがなくなるみたいです。バックアップを取れば問題ありません。

それ以外は、僕の場合問題ありませんでした。

Seesaaブログから新サイトへのリダイレクト設定

ここからが大変でした。

リダイレクトとは、ウェブサイトを閲覧したとき、指定したページから自動的に他のウェブページに転送されることを指します。

ここでは、前ブログにアクセスした際に、あらかじめ新ブログに飛ぶように設定することで、

前ブログにアクセス→新ブログに自動的にアクセスする

ことができるようにしたいのです。

ブログを移行したあと、本当はSeesaaブログのデータをそのまま残して新しいブログを始められればいいのですが、SEOでペナルティをうけてしまうので、前ブログの記事を消さなければならないのです。

(消す必要はないけど検索に引っかからないようにしなければならない)

そういったときに、前ブログにアクセスしてきた人が新ブログのリンクを踏んでわざわざ再アクセスさせるのは非常にめんどくさいですよね。そこで役に立つのがリダイレクトなのです。

リダイレクトは、非常に便利ですが、いくつかやり方があるみたいです。

1 301ダイレクト

SEO的には一番良いらしいのですが、Seesaaブログだと使えないらしいです。没です。

2 302ダイレクト:独自ドメイン方式

Seesaaブログは独自ドメインの設定が可能なので、それを利用してリダイレクトする方法です。前記事のURLがそのまま引き継がれるので便利です。

3 302ダイレクト:metaタグを使う方式

Seesaaブログ側に、新ブログを指定するコートを記述する方法。この方法だとURLにタイトル=日本語が入るため、長くなりやすいです。また、タイトルを22文字以内にしないといけないなどの制約があります。

今回やったのは3の方式です。2の方式をやろうとしたのですが、できなくて結局3の方式になりました。

2の方式だと、トップページはリダイレクトできたのですが、個別の記事にアクセスした場合にリダイレクトできませんでした。

じゃあ3の方式のやりかたを説明します。

が、先に言っておきます。こちらのページを完全に参照しました。

こちらの方が詳しく載っていますので、しっかりした説明を見たい方はこれらをオススメします。

https://affiliate150.com/seesaa-redirect#WordPress-3

まず、Seesaaブログにアクセスして、HTML編集まで行きます。

</head>のまえにこのコードを追加します。もう単純作業です。

<% if:page_name eq ‘article’ -%>

<link rel=”canonical” href=”http://新しいドメイン名/<% extra_title %>”>

<meta http-equiv=”refresh” content=”0;url=http://新しいドメイン名/<% extra_title %>”>

<% /if -%>

<% if:page_name eq ‘index’ -%>

<link rel=”canonical” href=”http://新しいドメイン名/”>

<meta http-equiv=”refresh” content=”0;url=http://新しいドメイン名/”>

<% /if -%>

<% unless:page_name eq ‘index’ %><% unless:page_name eq ‘article’ %>

<meta name=”Robots” content=”noindex” />

<% /unless %><% /unless %>

ドメイン部分は取得したドメインを入れてください。

これでリダイレクトの設定は完了しました。

ここまでやってしまえば、Seesaa側のタイトルが22文字以内かつ特殊文字を使っていなければ、リダイレクトは成功です。

しかし、僕の場合はSeesaaブログの個別記事から新ブログの404エラーのページに飛びました。これだと失敗です。

タイトルが22文字以内になっていないか特殊文字を使っているかのどちらかです。

こうなってしまったので、結局個別にURLを編集することにしました。

その簡単な方法は次みたいな感じでやるといいです。

旧ブログのタイトルを22文字以内になるように編集

→Seesaa側の個別の記事にアクセス

→リダイレクトに失敗して404エラーの画面になる。エラーページのURLの末尾をコピー

→URLの末尾を新ブログのパーマリンクにコピー

これでなんとかできました。

こうやって直していけばいつか成功します。

なんとかできたけど問題点がまだまだあります

スマートフォンからアクセスするとリダイレクトされない現象がある。これがわからない。

それ以外はおおむね成功です。 たぶんもっとうまいやり方あるみたいらしいけど、手探りでやってここまでが限界でした。

今回はここまで。 なにかわかったことがあったら追記します。ではでは。

追記

知っていたのだけど、うっかりしてました…

GoogleにURLを登録しておかないと検索結果に引っかからない場合があります。

今回アクセス数に違和感を感じてチェックしたらやはり登録してませんでした…

http://www.google.co.jp/addurl/

ここにアクセスしてサイトのURLを入力すると、登録が完了します。

自分のサイトが登録されているかチェックする方法は、

googleツールバーに、site: + 自分のサイトのURL で検索するだけです。

例えば、このサイトだと

site:http://kubichan.top/

って検索します。アクセス数が極端に少ない場合はこの方法でチェックしてください。